大会主旨

 開催の経緯

平成23年1月23日(日)名取市閖上サイクルスポーツセンターにおいて、第20回宮城県駅伝記録会が実施され、記念大会でもありましたので大盛況のうちに終了致しました。

この20年間のうちには気象事情などで中止が心配された事もありましたが、会員の努力と参加者の励ましなどにより一度も中止することなく続けてくる事が出来ました。

大会が終了した1ケ月半後、3.11の大震災により会場は津波により全壊しその時に2名の会員が被災し亡くなっています。

震災の5日前には仲間が企画したハーフマラソンが行なわれていましたので、災害に遭わなくて良かったと一同は胸をなでおろしたものでした。

何年もかかってここまで競技者から期待され信頼されて来た事業がいとも簡単にむしり取られてしまう。

ナスパが閉鎖され長距離記録会を中心にしてきたナイタ-陸上記録会も中止に追い込まれる。

それらの衝撃が相まって無力感から積極的な活動が出来ないでいた名取市陸上競技協会だったと思います。

震災前の2つの事業の目的は、名取市のジュニア普及と強化、競技力向上の一助にしようと企画したのがこの大会でしたが、狙いどおりに進んできた事業でした。

このたび震災復興支援事業のスポーツ教室の支援により、名取市十三塚公園内でクロスカントリ―大会を実施し、もう一度事業を再興したいとの願いでこの企画を致しました。

 十三塚公園でクロスカントリー大会を開催したい理由

  • 冬季期間のシーズンオフに大会を開催する事により、各種目とも総合的に体力を鍛える機会を作りたい。(ジュニアのレベルアップ)
  • 冬季の極寒の時期なので、公園の利用者が少なくレースがしやすい。
  • 陸上競技場・野球場・公園管理棟、等の施設があり競技の運営、記録の収集、健康管理がしやすく、参加者の駐車場の心配がいらないなどの利点がある。
  • 公園内の遊歩道は道幅が広く多人数の参加者にも対応が出来る。
  • 自然環境が良い十三塚公園をアピールし、市民の憩いの場として運動施設と共に今まで以上に利用してしてもらい、市民の健康増進に寄与するきっかけにしたい。
  • 閖上で被災した家族が付近に点在しており、仮設小・中学校のわきを通るため走ることに興味を向けてもらい元気になってもらいたい。